著書『1973年に生まれて』の概要を紹介し、ライターの速水健朗とともに団塊ジュニア世代の半世紀を振り返る対談が幕を開ける
アナログからデジタル、そしてインターネットへと移行する中で、日本におけるテクノロジーの地位やビッグテックのブランドイメージがどう変容したのかを辿る
外遊びからビデオゲームへ、さらにはインターネット普及前の独特なコミュニケーション体験を通じ、失われゆく「なかった時の記憶」を紐解く
メディア論と世代論を横断する多角的な視点から、田中康夫の作品に見られる構造との類似性や人口減少社会への警告を鳴らす
80年代や90年代の空虚さを描き出すために、あえてノスタルジーを排した抑制的な文体を選択した執筆意図を明かす
単なる悲劇やノスタルジーに終始しない、40年という長い歴史スパンに基づいた新たな世代論の在り方を提示する
教育や就職の現場における構造的な男女格差を浮き彫りにし、時代の変化とシンクロできなかった女性たちの実態を記述する
バブル期の若者の生活実態を振り返りつつ、デフレ経済を一種の平等として誤解してしまった国民性の変遷を読み解く
メディアが定義した「ロスジェネ」という言葉が、いかにして単一の物語として歴史解釈を固定化させてきたのかを問う
アメリカの製造業から金融への移行と日本における構造的な雇用の問題を対比させ、X世代が直面した経済的背景を分析する
魔法瓶やモーニング娘といった具体的なカルチャーから、経済や社会的意識がいかに不可分に結びついているかを詳細なリファレンスで示す
検索が容易な社会において、あえて注釈を入れないことで自身の視点や切り口の鮮度を際立たせる独自の執筆姿勢を語る
堀江貴文の台頭と畠山事件という、格差社会が生み出したパラレルな出来事から世代論としての総括を試みる
オウム真理教事件などの社会的衝撃がもたらした影響と、2000年代の時代状況を担うことになった世代の引き受け方を問い直す
管理教育の導入や親世代の学生運動との対比を通じ、文化から読み解く世代の境界線と定義の難しさを探る
70年代の生々しい社会情勢から80年代の脱臭された空気感への変化を、親世代の経験と比較しながら浮き彫りにする
特定の事件を世代論に結びつける危うさや、歴史を記述する際に生じる事件の取捨選択に伴うバイアスについて言及する
三浦知良のロス疑惑報道に見られるメディアスクラムの様相と、些末な情報の消費によって事件の結末が忘却される構造を指摘する
消費社会の象徴から不可欠な日常インフラへと変貌を遂げたコンビニの役割と、フィクションにおける描かれ方の変化を検証する
福島県いわき市の廃墟となったセブンイレブンで敢行したライブの記録から、企業本社との困難な交渉の裏側に触れる
AIの台頭により変化するメディア環境の中で、書き手が担うべき役割と執筆活動の本質とは
主要チェーンの歴史や地域差、コンビニバイトの経験を通じて、変容してきた食文化の姿を浮き彫りにする
セブンイレブンから本棚が姿を消した背景や、各社の戦略が生み出した現在のコンビニ勢力図を読み解く
90年代の企業間複合プロジェクトやwillに見る、世代ターゲットを狙った消費行動の熱量を記述する
西和彦氏との関わりや、既存メディアからネットメディアへと移行していく過渡期の様子を辿る
西和彦や孫正義といった象徴的な存在、そしてアスキーとソフトバンクの類似性から見える当時の熱狂を考察する
アスキーを源流とし、ログインやファミ通、インプレスへと繋がるインターネットメディアの系譜を検証する
マイコンやパソコン黎明期の光景、ゲームレンタルショップの隆盛、ファミコンとPC文化の差異を紐解く
Apple Storeによるブランディングやネットバブル崩壊後の逆張り戦略、ハードウェアとしての強さを分析する
イスラム国指導者との世代的共通点やSNSが社会に与えた影響から、73年生まれという視点の可能性を模索する
重信メイと宮沢りえという対照的な存在を比較し、この世代を象徴する独自の視点を提示する
中澤裕子が切り拓いた道や、30代以降のアイドル像における価値観の変遷を詳述する
73年生まれの野球選手のライフストーリーを通じ、震災といった社会的事象と世代の結びつきに迫る
同世代への追体験としての価値に加え、前後世代へ新しい視点を提供するメディアとしての役割を論じる
遅咲きの世代としての歩みや、30代・40代における人生の転換点と経験を振り返る
テクノロジーによる執筆環境の変化を見据え、専門家が社会と繋がる役割の重要性を説く
専門知識を媒介するコミュニケーターの価値と、ネット時代のコミュニケーションの問題点とは
権威化するジャーナリズムへの違和感から、フィールドでの活動を経て本へと回帰する独自の立ち位置を探る
評論家としての再起動を宣言し、テクノロジーと文化を接続する次なる執筆テーマの展望を語る
ライターが直面する将来への不安と、数年単位でのキャリア再設計に向けた切実な危機感とは
団塊ジュニア世代の半世紀を辿る著書『1973年に生まれて』の発売情報や入手方法に触れ、対談の締めくくりとして議論の内容を振り返る
- CHAPTER END