社会に〝逃げる自由〟はあるか 映画『蒸発』『五月の雨』|4月からオンナコドモは〝Johatsu〟できない? 2本のドキュメンタリーから社会の実相に迫る「名画座あゆみ」|池田鮎美(4/6)#ポリタスTV

2026年4月6日(月) 19:00

Chapters

  • 映画を鑑賞する意義や、鑑賞後に残る葛藤について深掘りします。支配的な関係性と愛着の間で揺れ動く「逃げたい」という感情の複雑さを考察します。

  • 国際映画祭で高く評価されたドキュメンタリー映画『蒸発』を紹介します。日本社会の深層を映し出す独自の手法と、作品が持つ社会的意義を解説します。

  • 日本で年間約8万人が失踪する「蒸発」の現状を分析します。年代や性別によって異なる背景を持ち、深刻な社会課題となっている失踪問題の実態に迫ります。

  • AI技術を用いたディープフェイクの活用について議論します。プライバシーの保護と表現の自由をどのように両立させるか、ドキュメンタリー制作の新たな可能性を探ります。

  • 失踪を選択する背景にある「恥」の感覚や、トラウマから生じる解離症状について考察します。困難な状況から再生へと向かうプロセスを詳しく描きます。

  • 共同親権制度を巡る問題をテーマにした映画『五月の雨』を紹介します。制度の導入が家族の関係性にどのような影響を与えるのか、その導入部を解説します。

  • 離婚後も続くコントロールの形として、共同親権がもたらす支配のリスクを指摘します。目に見えにくいモラルハラスメントがどのように継続されるかを論じます。

  • 裁判所の「子供中心主義」がDV被害者の主張を阻んでいる現状を批判的に考察します。国家が間接的に面前DVを許容している側面についても触れます。

  • 「蒸発」による逃避と「共同親権」による拘束を対比させ、加害者側の論理を分析します。逃げる自由すら奪われかねない社会構造の残酷さを浮き彫りにします。

  • 経験を言葉にすることの困難さと、傾聴がもたらす成長について解説します。トラウマからの回復には長い時間を要するプロセスであることを示します。

  • トラウマからの回復モデルと社会への再統合の重要性を論じます。共同親権が個人の回復を阻む要因となり得る点や、逃げられない現実との葛藤を描きます。

  • 「逃げる自由」が保障されていることが「選ぶ自由」にどう繋がるかを考察します。自由が制限されることで生じる強制労働への懸念についても言及します。

  • 暴力による混乱を理解し、人生のやり直しを助けるための制度設計について議論します。民主主義における政治が果たすべき役割を考察します。

  • 池田鮎美の個人的な体験に基づき、名画座での記憶を振り返ります。人生の困難な局面において、映画という表現がいかに救いとなるかを語ります。