《小川公代×笹野みちる対談――ケアの倫理の真ん中で》- 秋の夜長の“文化系”ポリタスTV episode1(2024/11/23)
2024年11月24日(日) 01:57
動画の説明
この番組は、2024年11月23日にZAIKOで配信されたポリタスTVプレミアムトークのアーカイブです。 -- 文学や映画、マンガ、サブカルチャーなどを縦横無尽に引用する鋭い社会時評で注目の英文学者・小川公代さん。8月22日に書評家・石井千湖さんの回にゲストでお越しいただいたときに話が盛り上がりすぎて何と2時間超えの「プレミアムトーク」になってしまいました(いまも無料で見られます)。Xをチェックしていたらたまたまその回をシンガーソングライターの笹野みちるさんが見ていて、大絶賛・大興奮の感想をいただきました。小川さんは近年「ケアの倫理」をメインテーマに評論活動をされていますが、笹野さんは音楽活動をしながら介護福祉士として普段はフルタイムでケアの現場で奮闘されている。この2人が「ケア」をテーマに対談したら絶対に面白いはず……! と思い、この対談が実現しました。理論家と実務者による貴重なトークに加えて、それらすべての「答え合わせ」になるようなミチルンサトコのライブ、すべてが必見です。 放送日:11月23日(土) 21:00 - 出演: 小川公代(上智大学外国語学部教授) 笹野みちる(シンガーソングライター/京都町内会バンド、ミチルンサトコ) 津田大介(ポリタスTVキャスター、MC) ライブアーティスト: ミチルンサトコ(笹野みちる+有田さとこ)
AIチャプター
津田大介によるオープニングとともに理論家である小川公代と実務者の笹野みちるが「ケア」をテーマに対談する背景を詳述する
和歌山児童合唱団での思い出や伝説的な楽曲「チコたん」がもたらした衝撃的な物語から音楽が持つ感情への影響を紐解く
「やらないよりはやった方がいい」という価値観に基づき音楽活動へ身を投じたきっかけや流れに任せる生き方を考察する
バイオリンやピアノの習い事を通じた母親の教育方針やクラシック音楽に対して抱いた抵抗感の正体に迫る
音楽雑誌やFMラジオが全盛だった時代に遅れてやってきたビートルズマニアとしての衝撃的な出会いや葛藤を語る
強制されたクラシック音楽の時間への抵抗がどのように自身の表現活動におけるエネルギーへと変わったのかを記述する
バンド名の由来となった筆箱の物語からXを通じて数十年越しに結ばれた驚きの再会を振り返る
歌詞に込めたジェンダーへの問題意識と自身の表現と所属事務所の方針との間で揺れ動いた葛藤を明かす
アイデンティティの整理を進める中で恩師から受けた「突き抜けろ」という後押しがもたらした変化を探る
フェミニズム研究への傾倒から上野千鶴子氏との対面を通じて研究者としての覚悟を決めた過程を辿る
フェミニズム研究の入り口で上野氏から投げかけられた厳しいエールが研究者としての原動力となった背景を深掘りする
M字カーブやパートタイム労働の実態調査から学問的理論と現場の常識が食い違う様を浮き彫りにする
音楽活動における燃え尽きや挫折を経験した笹野みちるが介護福祉士として新たな歩みを始めた経緯を語る
施設での管理がもたらす安心と個人の自由とのトレードオフが生むジレンマを見つめ直す
孤立や管理の二択を超える手段として多様な人々が助け合う共同体としてのシェアハウスの役割に注目する
福祉現場における硬直化したルールへの疑問と個人のニーズに基づいた柔軟な思考の重要性を説く
依存することで成立する新たな自律の形やボランティアに命を託す実験的な生き方の可能性を問いかける
ケアに伴う精神的負荷の大きさと家族間の「甘え」の中で試される倫理の在り方を見出していく
福祉現場での経験や幼少期の家庭環境が表現者としてのメンタルや活動にどう還元されるのかを記述する
「難しいこと」を優先する教育や生活の外部化がいかに家事やケアの価値を低く置く構造を生んでいるのかを考察する
福祉の現場で直面する液体や匂いといった湿り気を伴うリアリティと身体的感覚を通じた世界との接続を記述する
稼ぐ能力を至上とする価値観の中で軽視されがちなケアの重要性とその価値を広めることの困難さを探る
左翼2世としてのアイデンティティや親の政治思想と自身の価値観の乖離を表現活動を通じてどう向き合うかを語る
専門家主義への疑念や表現者へのバッシングを踏まえ社会を肌で感じる表現者の役割を考察する
文学を通じて政治的視点を獲得しケアを理解するために必要なポリマス的な思考の重要性を説く
アンネの日記にみる母性やキャロル・ギリガンのケアの倫理を軸に文学と政治の繋がりを紐解く
自民党的な政治のあり方とケアの不在を「僕のヒーローアカデミア」の比喩を用いて公共性の観点から問う
英会話学校での実践に見られる見返りを求めないサービス精神や言葉を超えたケアの喜びを振り返る
福祉現場における音楽の役割やエゴに陥らずに個人の誇りを引き出す表現のあり方を模索する
表現におけるナルシシズムの危うさと福祉の現場で見出す安心感や安定の関係性に注目する
音楽学的な視点から歌唱における身体性を捉え人生経験が声の響きとして表出する力を言語化する
福祉施設での経験を歌った「おやつ」や宇宙をテーマにした楽曲を通じて日常の景色を描き出す
学生時代のシングアウトの記憶や東京少年の楽曲演奏から歌うことへの情熱の源泉を辿る
アルバム「仲直り」の紹介とともに物語を締め括る楽曲「水をやれ」の持つ意味を提示する
- CHAPTER END